毒親育ち、子どもを育てる

毒親の元育った私が子どもを育てた話。解毒に至る過程などもぼちぼち書きます。

1980年生まれの一般人が最先端VRゴーグルを購入した話。

warumix.hatenablog.com

 

先日 ↑のような駄文を広い広いインターネットの海に投げ込んだ。

そして、記事のオチ通りに私はOculus Goという最先端のVR機器を手に入れた。

ので、

今日はその後のお話。

 

↑にも散々書いたが、用途が微妙なまま手に入れた。

いち早く購入した人々の口コミを参考に動画を見たり、ゲームをしたりし、口コミ通りにVRの世界を楽しんだ。

しかし、それ以上に楽しかったことがある。

 

私は1980年生まれだ。

極度のテレビっ子だったし、途中から家が小金持ちになったり、親戚が自営業ばかりだったので

バブルの恩恵をそこそこ受けている。

幼少期に小さいテレビ(映像が乱れたら叩くやつ)にソファに黒電話だった家に

80年の終わりごろにはコードレス電話やデカいテレビ(映像が乱れないやつ)、クーラーにウォシュレットと少し前まで考えられないようなものが次々と目の前に現れた。

初めて買ったCDWラジカセはAiwa製。小3だった。

少し成長して、Aiwaはカッコ悪い。やっぱりソニーだろうとソニー信者になり(音の違いなど分からない)ソニーウォークマンを購入し続けた。(カセットウォークマン・CDウォークマン・MDウォークマン)全て買った。

確か、92年か3年だったと思うが、6歳年上の兄の高校の合格祝いとして初めてパソコンが現れた。

電子レンジよりも大きく、値段は50万円ときいた。何につかうかさっぱり分からない箱だ。 

それは富士通製(たぶんFMタウンズ)だったが、1年も経たないうちに兄は「マッキントッシュマッキントッシュ!なんでも出来る!」と不思議な呪文に取りつかれる。

兄の部屋にはカラフルなボーダー模様のリンゴのステッカーが貼られていた。

私は然程関心がなかったので、何のことか分からずにスルーしていたが

直ぐに関心がない層まで「マッキントッシュ!」は やってきた。

i-mac の登場だ。カラフルで可愛らしい機体。

だれもが憧れた。何に使うかわからないけど。

 

私が初めてPCを手に入れたのは1998年だ。大学入学の際にIBMのthink padを買ってもらった。何に使うかイマイチわからないけど。

それにしたのは黒い機体に赤いポッチが気に入ったからだ。

何に使うか分からないけど、とりあえず電源を入れる。

電話線をつなぐ。

説明書と一緒にはいっていたOCNとかそういうチラシをみながら恐る恐るインターネットにつないでみる。

全然興味がない企業ホームページをうろうろ。

家電=電源ONかOFFと信じ込んでいたので、PCの電源を切るたびに電源ボタンを押していたら夜中にPCから「ビーッ!ビーッ!」となり出して、泣く程怖かった。

結局、知り合いに電話をかけまくり

「電源コード抜いて涼しいところに置いておけ」という今考えると非常に原始的な方法を教えてくれた先輩とその電話をきっかけに付き合うことになったりした。

 

 

慣れてきたら当時ハマっていたアランジアロンゾというぬいぐるみなどのキャラクターグッズを売っている会社のHPに行ってみた。
そこにはCM動画がUPされていた。今まで静止画でしかみたことなかったぬいぐるみ

たちが動くという。それは見たい!

で、動画を見ようと思ったらすぐ固まる。

2分の動画を見るのに10分以上まつ。

うろ覚えだが、当時動画の説明に

「動きだすまで時間がかかるから、お風呂あらったり、お茶飲んで戻って来たくらいがちょうどいいよ」みたいなことが書いてあった気がする。

偶然 迷い込んだ2chでは人間の汚い部分を見た。

「私 ブスだから~」と発言するものあれば

「写真うp」だの「しね」だの「本気のブスはそんなこと言わないなど」

リアルなコミュニケーションでは絶対にお目に掛かれないものを見て衝撃を受けた。

ワクワクが止まらなかった。

検索だって、今の様に曖昧な言葉では引っかからない。

なんの本か忘れたけど

「将来的には 『肉 胡椒』と検索すると肉料理のレシピが出て来るようになる」

とか書かれていた。

そう、IT革命のど真ん中だった。

インターネット以外でも電話線をつなげないときは ソリティアマインスイーパーなどで遊んだ。

多分、ソリティアにハマった人は1000万人単位でいるんじゃなかろうか。

 

今、40前にして私が体験しているのはこんな感情だ。

何に使うか分からない。けど、未来感が半端ない。

用もないのにVRを被る。

家にそこそこデカいテレビもPCモニターもあるし、騒音に気を遣う必要もないのに

わざわざVRゴーグルで動画を見る。

ゲームなんて普段しないのに なぜか毎日アーチェリーで最高得点を目指してみる。

本当かよくわからないけど

VR業界の人々は

「将来的には移動という概念がなくなる」とか言ってる。

 

これはもう革命だ。

第二のIT革命…いやVR革命か?

 

ちなみに私より一つ年上の夫も似たような感じだ。

VR興味ない」と言いながらも ちょくちょく「貸して~」と被り

同じく普段ゲームなんてしないのに仮想空間で釣りを楽しんでいる。

 

「何に使うか分からないけどなんかたのしい」

 

現在の感想はこの一言だ。

一般人が今すぐOculus Goを買う必要があるか?と聞かれたら

「ない」

と答える。

しかし、このワクワク感を体験できるのは今しかない。

きっと、最先端のこのOculus Goだって、来年になれば

我が家の富士通のFMタウンズと同じ運命をたどるだろう。

それでもこの変革期の祭りに乗れたことが楽しい。

 

今、リアル友達に

「オキュラス買った!オキュラス買った!VR凄い!VR楽しい!」と触れて回っていて

も誰も関心を持たない。

多分、兄の「マッキントッシュマッキントッシュ!なんでも出来る!」と同義だ。

でも、きっと1~2年後には

「そういえば、あいつなんか昔から騒いでたな」と言い、

私に購入相談とかしてくるに違いない。

それが楽しみだ。