毒親育ち、子どもを育てる

毒親の元育った私が子どもを育てた話。解毒に至る過程などもぼちぼち書きます。

中学受験の思い出 その1(小3~5まで編)

長くなりそうなので…今日は「その1」

 

継父の連れ子だった6歳上の兄は小学校受験をし、国立の小学校からそのまま国立の中学に進学していた。

私はアホだったし、母はシングルマザーだしでもちろん公立小だ。

しかし、継父と母が再婚したことで私も中学は兄と同じ国立中に…

というのが母の希望だった。

我が子と連れ子の待遇が違うのが許せないらしい。

 

そんなことは何も知らずに3年生の夏休みに始めて塾通いがスタートした。

わりと田舎だったし、今のように「小3の2月から通塾!」みたいな意識もまだなかったので 単純に小3から入塾できるところは少なく

プレハブ作りで、講師は「社会で上手く行かなかったんだな…」みたいなおじさんがいる小さな個人経営の塾に入った。

当時とても仲の良い女の子と一緒だったので それだけでも楽しかったし、

塾自体もアットホームな所で みんなでキャンプに行ったりで楽しかった。

夏期講習が終わって2学期以降も女の子と一緒に通塾し、塾のクラスにも友達がたくさんできた。

授業が終わってから クラス全員で塾の周りで追いかけっこしたり、怖い話をしたりして遊んだ。

しかし、楽しい日々は続かない。

4年生になってしばらくして 塾の先生と母と面談があったのだ。

面談で先生は 

「お嬢さんはこのクラスで一番勉強ができますよ!」

その瞬間、母のスイッチは入ったのだろう。

うちの子は出来る!!!!!

 

その後すぐにプレハブ塾を辞めた。

当初(母が)目指していた国立中はそこまで偏差値が高いところでなはく、

しっかり基本さえ出来ていれば普通の子でも合格できそうなところだった。

しかし、「うちの子は出来る」のだ。

そこから志望校が(母の中で)変わる。

そして 母は私をいわゆる「スパルタ系進学塾」に入れた。

 

プレハブ塾でのクラスは5~6人だったと記憶している。

5-6人の中で一番だと言われて 調子に乗る母にビックリであるが

親バカとはそんなものかもしれない。

しかし、子の立場としては迷惑である。

スパルタ塾は家からも遠く、知っている人は誰もいない。

塾の先生も ぴしっとしていて社会不適合者な感じなどしない。

「受験のプロ」

そんな感じだった。

周りもしっかりとした子どもばかりで 私は馴染めなかったし、授業についていけなかった。

 

そんな中、今度は 一緒にプレハブ塾に通っていた女の子の母親から

「〇〇館がいいよ。お姉ちゃんの成績が上がったの~。有名な算数の先生がいて、その先生がとてもいいのよー。だから妹(女の子)もそこに通います」

みたいな話を聞き、

家からも〇〇館が近かったこともあり そこに転塾することに。

これが4年生の秋。

〇〇館はプレハブ塾とスパルタ塾の中間のようなところだった。

運よく有名な算数の先生は4年生を担当しており、私はその先生のおかげで

算数が好きになった。

算数の先生には私と同じ年の息子さんがいた。

先生の息子なので 当然算数が得意なんだろうと思っていたが

ある時 先生が私に「うちの息子より出来る」と言ってくれたのがとてもうれしかった。

鶴亀算などの特殊算がめんどくさく 私が自力で方程式を編み出した時、

先生は無邪気に喜んでくれたのがうれしかった。

(受験算数としてはNGなんだけども)

私は初めて 自分の居場所を見つけた気がした。

幼少期からずっと続いていた指しゃぶり癖が治ったのはこのころだ。

 

4年生のときの成績の方は15人くらいのクラスの中で常に2位だった。

O君という男の子がいつも1位。私は特に気にしてなかったが母はいつも気にしていた気がする。

5年生になり、異動で大好きだった算数の先生は〇〇館本校に行ってしまった。

また、通塾生も増えた。15人で1クラスだったのが5年になると30人×2クラスになった。

5年生になって初めてのテスト。私はO君を抜いて1位になった。

母は異常に喜んだし、私もこのころから「自分は勉強が出来る」と調子に乗ってきていた。

当時 最難関と言われていた女子校にも合格できると言われ始めた。

私はそんなことどうでもよかったが、母が喜んでくれるのがうれしかった。

それからしばらくして私は〇〇館本校に移籍した。

 

移籍する際 仲良かった女の子と離れることになった。

女の子はルーズリーフ数枚に引き止める手紙を書いてくれたが

私はあっさり移籍した。

友達よりも 大好きな先生のところに行きたかったし、

「自分は勉強が出来る」という事実の方が大事だった。

そしてそれよりも母の機嫌が大事だった。

そうこうしている間に5年生が終わる。