毒親育ち、子どもを育てる

毒親の元育った私が子どもを育てた話。解毒に至る過程などもぼちぼち書きます。

自称「美人姉妹」の妹の話。

学生時代の思い出。

中学から大学まで腐れ縁だったが、全然仲良くなかった女子の話。

 

クラスに自称美人がいた。

自称というのは よく自分で「美人姉妹」的な発言をしていたから。

「的」とつけたのは

「『あなたのところは、美人姉妹でいいね~ でも、私はお姉ちゃんの顔の方が好きだわ~』と〇〇さんから言われた~」

と自虐を装って 何度もその話をしていたから。

その度に、「うん、私もお姉ちゃんの顔の方が好きだわ~」と返していた気がする。

よく考えると私も酷い。

私が単に彼女の顔が好みでなかっただけで、ホントは美人だったのかもしれない。

彼女の姉は本当に美人だった。肌もツルツルで真中瞳(たとえが古い)のような感じ。

で、その妹。

常に自虐を装いながら自慢話をしている子だった。

隣にいるだけで息をするように自慢話をしてくる。

今風に言えば マウンティング女子だ。

中学時代は彼女の方が私よりも成績が良かったので、テストの度によくバカにされていた。

高校に入ってから、私の成績は急上昇し、彼女を追い越したのだが

そのときの手のひら返しは 本当に痛快だった。

しかし、見た目に関しては相変わらず彼女の方が上だったし、(客観的にみて変な男ばかりであったが)彼氏も途切れていないようだったので

成績以外の面では 中学から大学まで一貫してマウンティング仕掛けられ続けた。

 

ちなみにマウンティングされていたのは私だけじゃない。

彼女よりも明らかに見た目がいい子には(表面的に)媚びるが

そうではない子に対しては酷かった。

また、私と彼女はずっと女子校だったので 普段は問題ないのだが

男が絡むとこれがまたメンドクサイ。

「え?まじで?その男のこと好きなの?なんで?」

って毎回思うほど 女友達の男友達とやっちゃう。

いや、別に良いんだけど。

パターンは

・CDや本などを男から借りる。

・返しに行くと部屋に上がり込む。

という分かりやすいやつ。

 

 

そんな彼女とも就職を機に腐れ縁は切れた。

就職後 3~4年で同期入社の男と結婚したらしい。

聞いた話によると相手は デブ・はげ・ちび だそうだ。

「けっあんだけいい女アピールしておいて、ぶ男と結婚ですか!!!!!」

と意地悪な感情が生じたと同時に

なんとなくだけど、彼女は癒しを求めたのかな…。

と感じた。

生まれてからずっと美人姉と比べられる人生もしんどそうだ。

愛してくれる相手と落ち着いた生活できたらいいなと思った。

 

 

彼女の結婚後しばらくして 同窓会で再会したが

相変わらずだった。

挨拶も早々 既婚マウンティングをかまされ 心底ムカついたが

(当時、私は未婚だった)

彼女の腕時計に驚いた。

 

エルメスのクリッパー

 

私と同じものだ。

 

エルメスのクリッパーには想い出がある。

 

大学4年のとき、私と彼女は同じゼミだったのだが、

そのゼミには 彼女よりも、そしてもちろん私よりも美人がいた。

その美人が 彼氏から誕生日プレゼントに貰っていたのがエルメスのクリッパーだったのだ。

美人「ねぇ 見てみてー♡ 彼氏が誕生日にくれたの!中古だけど 質屋さんでみかけて お前に似合うかなってー♡」

私はその時、心底美人がうらやましかった。

特にエルメスが好きなわけでもなんでもないが

その時から エルメスのクリッパーは私の中で

「愛されてる」象徴になった。

 

そういうわけで、大人になって初めて購入した時計は

エルメスのクリッパーだった。

しかもわざわざ中古で買った(笑)

誰からも「愛されてる」わけではなかったけど、

丸い文字盤を見ると 強くなれた気がした。

 

彼女にとって エルメスのクリッパーが「愛されている」象徴かどうかまでは

知らない。

でも、同じ時計と気付いたときの気まずそうな顔からして、

多分 私と同じ思いで購入したのだろうと思う。

 

今になって 彼女のことを振り返ると

全て「自己肯定感」に結び付く。

常に自分より上の姉と比べられ辛かっただろう。

 

今彼女がどうしているかは知らないし、大して興味もないが

心穏やかであればいいなと思う。